本記事では、Stable Diffusion WebUIで髪型や髪色を指定するプロンプトについて解説します。
記事内のプロンプトは1クリックでコピー可能にしていますので是非ご活用ください。
髪型を再現するコツや髪色を2色指定する方法についても解説してるからぜひ最後まで読んでね♪
Stable Diffusion|髪型のプロンプト
髪型を指定する際のコツ
基本的に髪型は以下のような記述で指定することができます。
- ○○ hairstyle
ですが、単に髪型を指示するだけではなく(髪の長さ、髪型、髪質、前髪の状態)の4つをそれぞれ指定することで、よりイメージ通りの髪型を指定することができます。
例えば上の画像は、
- (長さ)ロング、(髪型)ポニーテール、(髪質)ウェーブ、(前髪)パッツン
で、生成しています。
髪の長さのプロンプト
それでは髪の長さを指示する呪文について見てみましょう。
- ショート
Short hair,
- ミディアムショート
Medium short hair,
- ミディアム
Medium hair,
- ミディアムロング
Medium long hair,
- ロング
Long hair,
- スーパーロング
Extra long hair,
ショートとロングを使うことが多いかな。
髪型のプロンプト
続いて髪型に関する呪文として、代表的なものを紹介します。
- ポニーテール
Ponytail hairstyle,
- ツインテール
Twin-tail hairstyle
- 三つ編み
French braid hairstyle,
- フィッシュテール
Fishtail hairstyle,
- シニヨン
Chignon hairstyle,
- お団子
Bun hairstyle,
- ボブ
Bob hairstyle,
- パーマ
Perm hairstyle,
- ドレッド
Dreadlock hairstyle,
ドレッドヘアーはアジア系のモデルやアニメ系のモデルだとなかなかでないかも。
髪質のプロンプト
髪質の呪文も大量にありますが、よく目にする呪文は以下の通りです。
- シルク(細い)
Silky hair,
- ストレート
Straight hair,
- ウェーブ
Wavy Hair,
- カール
Curly hair,
- ボサボサ
Messy hair,
よく使うのはウェーブとストレートかな。
前髪のプロンプト
前髪は意外と顔全体の印象を左右する重要な部分です。
前髪の呪文として代表的なものをいくつか紹介していきます。
- 眉上
Short bangs above brows,
- パッツン
Blunt bangs,
- 自然に流す
Swept bangs,
- 目が隠れる長さ
Hair over eyes,
- センター分け
Center-parted bangs,
- おでこ全開
Forehead,
Stable Diffusion|髪色のプロンプト
続いてはStable Diffusionで髪色を指示する呪文についてみていきましょう。
代表的な髪色
髪色の数は大量にあるので、ここでは代表的な髪色の呪文について紹介します。
- ブラック
Black hair color,
- ブロンド
Blonde hair color,
- ブラウン
Brown hair color,
- キャラメル
Caramel hair color,
- グレー
Gray hair color,
- ピンク
Pink hair color,
- パープル
Purple hair color,
- ブルー
Blue hair color,
- シルバー
Silver hair color,
髪色は髪型に比べると反映させやすいよ。
髪色を2色指定する方法
髪色を2色以上混合させたい場合、最も簡単な指示の仕方はandを使って2色を同時に指定してしまうことです。
- Pink and Silver hair
ただし、この方法では2色の強度のバランスをコントロールすることができません。
そこで役立つのが次のようなプロンプト。
- [髪色①:髪色②:数値(0〜1)]
文法の詳細は下記の記事で解説していますが、数値が0に近いほど髪色①が強調され、数値が1に近づくほど髪色②が強調されます。
おすすめ 【基本&応用】Stable Diffusionの括弧の意味と使い方( )&[ ]
例を挙げるとこんな感じです。
[Silver hair:Pink hair:0.7]
これだとほぼシルバーで最後にピンクを少し足すくらいのイメージです。
配分を変化させるとこのような感じになります。
髪型・髪色を上手く反映させるコツ
髪色は割とすんなりと反映させることができると思いますが、髪型はなかなか思い通りに反映されないことも多いです。
Stable Diffusionでうまく髪型を反映させるコツについて解説します。
特徴を細分化して指示する
髪の長さ、髪型、髪質、前髪の4つをそれぞれ指示するという話をしましたが、さらに耳が出ている(ears)や、おでこが出ている(forehead)などを加えるとより細かい指示ができます。
さらに、Wet hair(濡れた髪)、Oily hair(油ぎった髪)のように状態を加えることでも結果が変わることがあるので試してみてください。
おすすめの追加呪文あればコメント欄で教えてね。
モデルとの相性を考える
思い通りの髪型を再現する上で、モデルとの相性は意外と重要です。
例えば、アジア系のリアルな画像出力が得意なモデルに対して、アフロやドレッドヘアーのような髪型を指定してもなかなか思い通りの画像が生成されません。
その理由は学習したベースの画像自体にそのような髪型の画像が含まれていないためですね。
モデルコンセプトとかけ離れた画像を生成したい場合は、追加で学習データを適用可能なLora等を使用する手が考えられます。
プロンプト同士の相性もあるよ。
『女の子』と指定しておいて『モヒカンヘアー』は少し出しづらい。
Loraを活用する
Loraを活用すればド派手な髪色や手の込んだ奇抜な髪型も再現しやすくなります。
CivitAIには髪に関する様々なLoraが掲載されているので、気になったものがあれば試してみましょう。
CivitAIで『hair』で検索すると色んなLoraがあって面白いよ。
まとめ|髪型・髪色の組合せはたくさん
Stable Diffusionで髪型と髪色を指定するプロンプトについて紹介しました。
髪型も髪色も無数に存在するので、自分の描きたいイメージに合わせて色んな呪文を試してみましょう。
あえて髪型も髪色も指定せずにガチャ要素を楽しむというのもアリだとおもいます。
ローカル環境でのAI画像生成に限界を感じている人は、クラウド上へのStable Diffusionの導入も検討してみてはいかがでしょうか。
今回紹介した髪に関するプロンプト以外にも様々なプロンプトがあるので、興味のある方はぜひ下記の記事もご覧ください。
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